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吉岡契典[著]『教会政治の神学ーー改革派の教会政治原理とは【大森講座35】』
¥1,100
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吉岡契典[著] 本体価格:1,000円(10%税込定価: 1,100円) サイズ:四六判 101ページ ISBN:978-4-400-31709-8 C1016 発行年月:2021/11/30 教会政治は神学の課題である 本来〈教会政治〉を考えることなしに教会論はあり得ないはずなのに、それが神学的考察の主題と考えられることは少なかった。著者は、その理由を神学史的に探りながら、〈キリストの王権〉という教会の本質目的に仕える確たる手段として、教会政治が神学的主題とならねばならないと説く。そして、教会の状況と文脈に応じる可変的な教会政治の一例を、改革派の教会政治原理である〈長老主義教会政治〉に見出し、その歴史的由来と原理を考究する。教会政治に新たな光を当てる本書は、改革派のみならず教会論に関心をもつすべての人に推奨される。 【目次より】 第一章 教会政治とは何か――序論的考察 第二章 教会政治が神学と見なされない理由 第一節 教会政治の神学についての研究状況 第二節 「政治」、「規程」等の言葉の持つ世俗性 第三節 ルター派の二王国論による教会対政治の二元論的理解 第四節 ルードルフ・ゾームとブルンナーによる拒絶 第五節 無教会主義 第六節 長老主義教会政治神定論に見る護教論的傾向 第三章 教会政治が神学として取り扱われるべき理由 第一節 教会政治の史的概観 第二節 教会政治の神学的扱いの必要性 第四章 改革派教会の反聖職者位階制的教会政治原理 第一節 司教制へのアンチテーゼとしての長老主義教会政治 第二節 ヨハネス・ア・ラスコとロンドン亡命者教会 第三節 長老派の中会中心主義についての反省 第四節 教会政治の霊性 結 論 【著者について】 吉岡契典(よしおか・けいすけ) 1976年8月18日生まれ。青山学院大学、神戸改革派神学校卒業後、日本キリスト改革派仙台カナン教会牧師就職。牧師の働きをしながら、東北学院大学院文学研究科ヨーロッパ文化史専攻博士前期課程を修了。後期課程単位取得後退学し、渡米。カルヴィン神学校(Th.M.)卒業後、2014年より日本キリスト改革派板宿教会牧師。また、神戸改革派神学校常勤講師(教会論、終末論、宣教学、宗教改革史)。 【書評】 『本のひろば』2022年3月号(評者=澤 正幸氏)
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日本クリスチャン・アカデミー関東活動センター[編]『次世代への提言!ーー神学生交流プログラム講演記録集』
¥2,310
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日本クリスチャン・アカデミー関東活動センター[編] 本体価格:2,100円(10%税込定価: 2,310円) サイズ:A5判 368ページ ISBN:978-4-400-52109-9 C1016 発行年月:2020/07/22 10年におよぶユニークな神学生交流の場で、次世代の教会のために語られた至言の数々。 寄稿者とテーマ一覧 荒井 献 信仰と新約学/福音宣教の功罪 小林哲夫 お茶とキリスト教――キリスト教土着化の試み 本田哲郎 貧しくされた人々への福音 関田寛雄 説教とわたし――個人史的回想 杉野 榮 京都におけるキリスト教文化 青野太潮 『十字架の神学』の前提として、イエスの福音をどうとらえるか/イエスの十字架の意味 森 一弘 虚しさにつきあげられて/キリスト教と教会の原像 並木浩一 自伝的な回顧と聖書学の方法の探索/いま、旧約聖書の世界から考える 石田 学 わたしの霊的な歩み/日本で福音を宣べ伝えるということ 神田健次 エキュメニカルな課題との出会い/エキュメニカル運動の軌跡と神学的課題 戒能信生 私の歩んできた道/宣教論的視点から見た日本プロテスタント史